雛人形のお顔をつくっています。小刀で目さらいをしています。
工房では、江戸時代からの伝統技術で雛人形のお顔をつくっています。
端午の節句が終わり、やっと本格的に人形制作が始まりました!!
今日は、市松人形のお顔制作もしましたが、途中までできあがっていた雛人形のお顔も仕上げようと思い、制作に取り掛かりました。
最後の仕上げの「上塗り」が終わった雛人形の頭(かしら)です。
江戸時代からの伝統工芸のひな人形のお顔は、胡粉(ごふん)を何度も何度も塗り重ねて仕上げていきますので、最後の仕上げの上塗りが終わったお顔は、ご覧のように目の上に胡粉が乗った状態になります。
その胡粉を小刀を使いきれいに彫り直します。
この仕事を「目さらい」といいます。
目の彫刻の仕事と比べるととても簡単な仕事ですが、きれいに彫るには修業が必要です。
もうすぐ、眉毛やまつ毛などの筆仕事に入ります。
- 投稿日時:2020.5.15 18.05.38 / カテゴリー:雛人形制作
- https://ajioka.net/blog/seisaku/hinaninngyouseisaku/12990
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