伝統工芸の五月人形のお顔をつくっています。
工房での伝統工芸の子供大将のお顔制作です。
真ん中の塗り仕事の中塗りの途中です。
中塗りも地塗りと同じように貝殻の粉と膠を混ぜたものをハケで塗り重ねていきます。地塗りと中塗りとでは膠(にかわ)の濃さが変わるのですが、職人が季節や温度を感じてその都度作ります。
まだ数回塗り重ねただけですので、まだまだ塗り重ねていきます。
胡粉を地塗り、中塗り、上塗りと塗り重ねて制作する工程が、伝統工芸のお人形制作の手間がかかる部分であり、現代の石膏頭には無い工程です。
時間も手間も掛かりますが、この材料でないと表現できないあたたかさがありますので、いつまでも作り続けていきたいと思っています。
- 投稿日時:2020.7.15 18.06.53 / カテゴリー:五月人形制作
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