市松人形のお顔を伝統工芸で制作しています。
今日の工房では、伝統の市松人形のお顔を制作しています。
伝統の材料と技法を守り、現在でも制作を続けている希少な桐塑(とうそ)の市松人形です。
お顔の表情を小刀を使用して表現しています。
市松人形のお顔は、ものすごく笑ってるお顔はとても少ないです。
それは、職人が飽きのこないお顔を制作しようと思っているということと、いろいろな表情を感じてほしいとねがいが込められているからだと思います。
市松人形の表情が、悲しい気持ちの時は、少し悲しいお顔に見え、楽しい時は少しうれしそうに見えるのはそういう理由からだと思います。
そんな伝統をいつまでも大切にしていきたいです。
もちろん笑ったお人形も素敵ですけどね。
- 投稿日時:2020.7.28 17.51.54 / カテゴリー:人形制作
- https://ajioka.net/blog/seisaku/19309
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