ひな人形の耳を胡粉で表現しています。伝統工芸のお顔です。
伝統工芸の桐塑頭(とうそがしら)の雛人形制作です。
こちらのお顔は、大人の雛人形です。
今日は耳を胡粉で表現しました。
胡粉は固めに練り、筆の先で取り左右の耳を表現していきます。
手作業により、左右の大きさや高さ、形をなるべく均一に表現することがとても難しい仕事です。
胡粉と膠の分量もきちんとしていないとできない仕事でもあります。
現代のシリコンを使用する石膏頭(せっこうがしら)は、型抜きをした段階で耳も表現されてきます。
伝統のお顔は、一つ一つ表現をしておりますので、このような部分も仕上がりまでに時間が掛かる理由の一つです。
もうすぐ最後の仕上げの上塗りです。
- 投稿日時:2020.10.08 19.02.39 / カテゴリー:人形制作
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