雛人形の頭をつくっています。絹毛を植える溝を彫っています。
工房での伝統工芸の雛人形のお顔制作です。
現代では、伝統工芸の桐塑頭(とうそがしら)で制作する職人も日本で数人となっておりますので、とても希少です。
最後の仕上げの塗り仕事が終わり、目に乗った胡粉を小刀を使用してきれいに取り除きましたので、絹毛を植える溝を彫る作業に進みました。
小刀を使用して彫っていきます。髪の毛の生え際でもありますので、きれいに彫り進めていきます。
絹毛を植える溝を彫る作業は、現代の石膏を使用するお顔の場合、初めのシリコンの型抜きの段階から溝ができておりますが、伝統の桐塑頭のお顔は一つ一つ彫り進めていきますので、時間が掛かります。
少しずつ進みますね。
- 投稿日時:2020.11.30 18.22.42 / カテゴリー:人形制作
- https://ajioka.net/blog/seisaku/22687
登録タグ#