伝統の市松人形も制作する工房です。
工房では、次回の展示会の新作の市松人形を製作しております。
最後の仕上げの「上塗り」をしています。
現在では、桐の木の粉や貝殻の粉などを使用して製作する職人も日本で数人になってしまいました。
桐塑市松人形は、地塗り、中塗り、上塗りと胡粉を塗り重ねて制作していきますが、それぞれ、胡粉の質も違い、最後の「上塗り」も数回塗り重ねますが、より細かく上質な胡粉を使用しています。
真ん中の塗り仕事の中塗りが終わった後に、目、鼻、口を小刀で表現してから、上塗りを何度も塗り重ねるので、上塗りの途中にも、また小刀で彫り直し、また上塗りを塗り重ねる作業をしていき、そして完成に近づいていきます。
一つ一つすべてが手作りの市松人形です。
- 投稿日時:2016.10.16 19.39.46 / カテゴリー:人形制作
- https://ajioka.net/blog/seisaku/23932
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