雛頭の目、鼻、口を盛り上げています。伝統工芸士の雛人形制作です。
工房では江戸時代からの伝統工芸のひな人形のお顔をつくっています。
現代ではとても珍しいお顔です。
真ん中の塗り仕事の前に、目、鼻、口を盛り上げています。
硬く練った胡粉を細い筆の先を使用して盛り上げます。胡粉(貝殻の粉)と膠(にかわ)の分量をきちんと調整することが難しく、職人の勘だけが頼りです。
胡粉をたくさん盛りすぎても少なすぎてもいけませんので、技術的にも難しい仕事です。
伝統の桐塑頭は、一つ一つが特別です。
- 投稿日時:2022.6.11 17.34.25 / カテゴリー:人形制作
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