伝統工芸士のひな人形のお顔製作です。中塗り胡粉を塗り重ねました。
工房では、職人が雛人形のお顔をつくっています。
現代では、もうほとんど作られていないほどに貴重な桐塑頭(とうそがしら)の雛人形です。
今日は中塗り胡粉(なかぬりごふん)を刷毛(ハケ)で塗り重ねました。
貝殻の粉と、天然のゼラチンを混ぜた胡粉を一つ一つのお顔に塗っていきます。
貝殻の粉とゼラチンの分量は、その日の気温などにより調整をすることが必要ですので、伝統工芸士の勘で混ぜ合わせていきます。
伝統のお顔は、胡粉を地塗り、中塗り、上塗りとそれぞれ何度も何度も塗り重ねてきれいなお肌に仕上げていくためにとても時間を必要とします。
桐塑頭の技術を守る数少ない工房です。
- 投稿日時:2022.11.19 19.05.44 / カテゴリー:人形制作
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