15号市松人形です。約52センチです。
味岡映水作市松人形が完成しました。
15号(約52センチ)の市松人形です。
もちろん、お顔、手足、ボディーすべて桐塑胡粉仕上げです。
こちらのお人形は、名古屋の展示会に出品するために制作をしました。
15号というお人形は、市松人形の中では大きな部類です。
このお人形は、無心で制作にむかえたと思います。特徴としましては、唇を胡粉で盛り上げることにより、ふっくらとした表現にしました。目は、最高級のクリスタルガラスの義眼を使用しました。クリスタルガラスの義眼は、もう制作する職人さんもいなくなってしまうでしょうから、とても貴重なものです。大切に傷がつかないように目を彫らないといけません。
市松人形は髪の毛には、通常絹毛を使用するのですが、こちらは人毛を使用しています。昭和の初期ごろの市松人形にも、とてもランクのいいものには人毛が使用されていました。
もうすぐ着物を着せ付けます。
似合う着物を選ぶのがとても楽しみです。
- 投稿日時:2010.4.29 18.04.06 / カテゴリー:市松人形
- https://ajioka.net/blog/ichimatsu/359
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