美人なお顔のひな人形をイメージしてつくっています。
昔ながらの桐塑頭の雛人形のお顔です。
生地抜きの時にできるゆがみと表面のでこぼこを直しましたので、ガラス製の目を入れました。
胡粉と膠を混ぜ合わせて練った「地塗り胡粉」です。桐塑頭の一番初めの塗り仕事に使用します。
こんばんは!!今日の岡崎はとてもいいお天気でした。クリスマスイブですね。なんとなく気持ちもわくわくしてくる季節となってきました。
工房では、毎日いろいろと人形を制作しています。雛人形の目、鼻、口を彫ったり、お顔の生地の状態を整えたりしております。
天気も良かったので、桐塑頭の一番初めに行う「地塗り」もできました。
地塗り胡粉は、貝殻の粉と膠(にかわ)を混ぜ合わせて作ります。貝殻の粉とにかわの分量がとても重要で、夏と冬やその日の温度でも微妙に変わってきますので経験と勘が必要です。
刷毛で塗っていくわけですが、現在の季節は塗り重ねる最中にもどんどん地塗り胡粉は固まってしまいまい、すぐにムラになりますので、とても難しい仕事となります。さらに、きちんとお顔の生地と地塗り胡粉がなじむように塗り重ねることもまた非常にテクニックを必要とします。
実際にみていると、とても簡単そうに見えるんですけどね。
- 投稿日時:2019.12.24 18.33.10 / カテゴリー:人形制作
- https://ajioka.net/blog/seisaku/5932
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