映水BLOG

2020.5.15 / コラム

おぼこ雛人形の種類を職人が説明!お顔の作りから衣装の作りまで。

お子様の健やかな成長と幸せを願うひな祭り。かわいい雛人形と一緒に初節句を迎えたいですね。

雛人形には、こどものお顔をした「おぼこ雛人形」というものがあります。

ふっくらと、やさしく、かわいいお顔をした雛人形です。

こちらでは、伝統工芸で雛人形のお顔をつくる職人が「おぼこ雛人形」の

・お顔の作りの種類
・目の表現の種類
・衣装の作りの種類

を説明をしています。

お顔の作りの種類

雛人形のお顔の作り方には、大きく分けて江戸時代から作られている「桐塑頭(とうそがしら)」と現代の技術で作られる「本頭(ほんがしら)」の2種類あります。

  • ・桐塑頭    当工房にて

桐の木の粉や胡粉(ごふん)、膠(にかわ)のなどの天然素材を使用して職人が江戸時代からの伝統技術で制作するお顔です。生地抜きから仕上げまで熟練の職人が一カ月ほど掛けて制作しています。目、鼻、口なども小刀で彫刻をするため非常に高度な技術が必要です。胡粉を何度も何度も塗り重ねたお肌には、あたたかさがあります。現在、桐塑頭で雛人形をつくる職人も日本でわずか数人となりました。

『桐塑頭』について理解を深めたい方は「伝統工芸 桐塑頭」を参考にしてください。

  • ・本頭

シリコンの型に石膏を流し込み、現代の技術で制作するお顔です。シリコンの型の通りにできあがります。目さらいや筆仕事、仕上げ、結髪(けっぱつ)の作業は必要ですが、桐塑頭よりも制作工程を大幅に省略することができるようになりました。本頭の技術が確立され、良いお顔が早くたくさん正確にできるようになったことで、海外でも多く作られるようになりました。現在、日本の雛人形のお顔のほとんどがこの本頭によりつくられています。

目の表現の種類

雛人形の「」の表現には、大きく分けてガラスの目が入った「入目(いれめ)」の表現と、筆と墨を使用した「書目(かきめ)」の表現の2通りあります。


入目のおぼこ雛人形

桐塑頭のお顔の場合は、ガラスの目は前から入れられ、胡粉を塗り重ねたあと、彫刻をして表現をします。本頭のお顔の場合は、シリコンの型の中にガラスの目を固定し、石膏を流し込んで制作する方法と、裏からガラスの目を入れて制作する方法があります。
ガラスの目が入っていますので、書目のお顔よりも、人間に近いお顔といえます。


書目のおぼこ雛人形

仕上げの上塗りをした後に、細い筆で目を表現します。一ミリの違いで表情も大きく異なってしまうため、とても繊細な技術を求められます。
入目のお人形よりも、落ち着いた印象のお顔です。

衣装の作りの種類

雛人形の衣装には、大きく分けて「衣装着人形」と「木目込み人形」の2種類があります。

  • ・衣装着人形

衣装着人形は、木やワラなどでできた胴に着物を着せ付けてつくられています。衣装のリアルで立体的な質感をお楽しみいただけます。

  • ・木目込み人形

木目込み人形は、桐粉と糊を混ぜ生地抜きをし、乾燥させた土台に、細く彫られた溝に糊を入れ、ヘラで布をきめこんでつくられています。土台に布をぴったりと合わせてつくられるため、形がきれいに表れます。

まとめ

おぼこ雛人形は、お顔の作りから、目の表現、衣装にも様々なものがあります。

お顔や衣装だけでなく、台や屏風、お道具などを選ぶことができるお店もたくさんありますので、サイズなども考えて、素敵なおぼこ雛人形を見つけてくださいね!

当工房では、伝統工芸の「桐塑頭」により、お子様のお写真から雛人形をつくることもできます。お人形の大きさやデザイン、台や屏風、お道具もお選びいただけます。

職人が制作する世界に一つの雛人形です。

オーダーメイド雛人形のことを詳しく知りたい方は「味岡人形 オーダーメイド雛人形」をご覧ください。

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