映水BLOG

2020.7.26 / コラム

雛人形の収納方法を写真と一緒にわかりやすく解説!

職人さんが、一つ一つ丁寧に制作したひな人形。素敵な雛人形を飾って大満足!
でも、雛人形ってとってもデリケートで、小さなお道具とかもたくさんあるし。
どうやって収納したらいいの?
と悩んでいる方も多いと思います。

こちらでは、雛人形はいつから飾るのか、しまうタイミングも合わせ

雛人形の片付けの際に注意する点
雛人形の片付け方と収納方法

を写真と一緒に説明しています。

雛人形はいつから飾るのがいい?

雛人形を飾る時期に明確な決まりはありませんが、春の始まりの立春(節分の翌日)頃から2月の中旬頃までが多いといわれています。

桃の節句の季節感を楽しむため、春の訪れを告げる頃に飾ることが多いのではないでしょうか。

ただ、雛人形をいつから飾るのがいいのかということに決まりはありませんので、1月の上旬ごろから飾っても問題はありません。

もう1つ目安とされる日は、2月19日ごろの「雨水の日(うすいのひ)」です。
季節が冬から春に向かい、雪が雨に変わり溶け出す時期を指し、春の訪れを感じる頃とされています。

もちろん3月3日に飾ることも良いとは思いますが、できれば余裕を持って飾り、長く楽しむことをおすすめします。

雛人形をしまうタイミング

雛人形は、一般的には3月3日の雛祭りの日まで飾りますが、地域によっては旧暦の4月3日まで飾る場合もあります。

雛人形は、3月3日が終わり、4日に片付けをしないといけないということはありません。
3月の中旬ごろまでに片付けると良いでしょう。旧暦の場合は、4月の中旬ごろを目安としてください。

片付けが遅くなるとお嫁に行けなくなるということも言われておりますが、きちんと片付けができる女性に育ってほしいという想いから言われていることです。

天気の良い、湿気の少ない日にしまってください。

  • ・雛人形の収納場所は湿気が少ない場所がおすすめ

雛人形は、湿気の少ない場所に収納することが良いでしょう。
お人形や台、屏風、付属品にカビ等が発生し傷んでしまうからです。

一般的には、家の中でも高い場所が湿気が少ないと言われ、押し入れに収納する際には上段の方が良いと言われています。
また、直射日光の当たる極度に乾燥する場所も避けてください。

雛人形を片付ける際に注意する点

  • ・雛人形をしまう日は、なるべく天気の良い日にしてください。雛人形は、湿気に弱いため、雨の日の湿気を帯びたままの雛人形ではなく、カラッとした日におしまいください。
  • ・お人形のお顔などに直接お手を触れないようにしてください。指紋などが付着してしまうことがあります。布手袋をお使いください。
  • ・収納する場所は、極度に乾燥する場所や湿気の多い場所は避けてください。押し入れなどに収納する場合は、なるべく高い位置が湿気が少なくおすすめです。
  • ・お人形やお道具をしまう際は、毛ばたきで良くホコリを払ってください。その際には、お顔に傷が付かないようご注意ください。
  • お顔や手足は、やわらかい紙(ティッシュペーパーでも可)などでやさしく包んでください
  • 防虫剤は、あまり入れすぎないようにしてください。お人形の持ち物、お道具セット、桜橘、ぼんぼりなどで樹脂製のものは、ナフタリンなどで溶けることがありますので入れないでください。

雛人形を片付ける際に用意するもの

  • 収納する箱

雛人形を収納する際に一番良い箱は、購入した際に入れられている段ボールや桐箱です。段ボールは、通気性も良く、元々入れられていた箱は、お道具を入れるために都合よく設計されているためです。また、桐箱には気密性があり、気温や湿度の変化からお人形を守ります。さらにタンニンによる防虫効果があるとされています。

ただ、これらの箱がない、またはどうしてもコンパクトにしたいと希望される場合は、適度な大きさの段ボールにひとまとめにするか、ホームセンターなどで販売されているプラスチックの収納ケースを使用してください。

  • 布手ぶくろ

お人形やお道具を直接手で触らないようにするために必要です。ホームセンターなどで販売されていると思います。

  • 羽根毛バタキ

お人形の衣装、台や屏風、お道具などのホコリを払う際に使用します。

  • やわらかい紙や布、ティッシュペーパー

お人形を包む際に使用します。

紙は収納した際に物と物の隙間などに入れるために、使用する場合もあります。

  • ・ビニール袋

小さなお道具などをまとめる際に使用します。それぞれのお道具が入る大きさのものをご用意ください。

  • 防虫剤

お人形専門店や薬局などに売っているお人形用の防虫剤が最適です。

雛人形の片付け方と収納方法

雛人形のセットを片付ける際には、毛バタキでホコリを払ってください。
お人形やお道具に直接手が触れないよう手袋をしてください。

雛人形の衣装に付いたホコリを毛バタキでやさしく払ってください。
その際、お顔ははたかないようにしてください。キズや汚れの原因になります。

台や屏風、お道具も毛バタキでホコリを払ってください。

きれいにホコリを払ったあとは、お道具を柔らかな紙で包んでください。

それぞれをまとめるためにビニール袋に入れておりますが、入れなくても大丈夫です。

雛人形のお顔を守るための帽子を紙で作ります。

お人形のお顔の大きさに合わせてつくります。

画像のように合わせ、テープなどで止めてください。

お顔をやわらかい紙で包みます。

そして先ほどつくった紙の帽子をかぶせます。

男雛も同じように包んでください。

女雛、男雛をやわらかな紙や布で包みます。

段ボール箱にお人形やお道具を収納します。

そして防虫剤を入れてください。

お人形やお道具が動かないように隙間に紙を詰めます。

お人形やお道具が収納できました。

台が入らない場合は台のみで収納します。

こちらは雛人形やお道具がもともと入っていた箱です。
初めにも記載しましたが、本来は雛人形やお道具が収納されている箱を使用することが望ましいですが、上記のようにコンパクトに収納することもできます。

雛人形を飾る際に注意する点

雛人形を収納する際には、湿気のあるところや極度に乾燥するところを避けることでお人形を大切にすることができると思いますが、実は、お人形は飾っているときにも傷んでしまうものです。

お人形を飾る際は、直射日光の当たるところは、色あせや劣化の原因になります。また乾燥するところ湿気のあるところにもご注意ください。

まとめ

雛人形は、ホコリを払い、湿気や乾燥に気を付け、防虫剤を使用することできちんと収納することができます。
やさしく丁寧に扱うことで、長く大切にしていただけます。
いつまでも素敵な雛人形と、幸せなひな祭りをお祝いください。

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雛人形の置き方と飾り方を写真と一緒に解説

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