五月人形の大将のお顔に胡粉を塗り重ねました。
工房での伝統工芸の桐塑頭(とうそがしら)の五月人形制作です。
材料は、江戸時代から変わらない胡粉(貝殻の粉のこと)を使用しています。
こちらの胡粉を膠(にかわ)で溶いて、お顔にハケ塗りをしていきます。
大将のお顔に胡粉を塗りました。
この時点でガラスの目は入っています。
地塗り、中塗りと何度も何度も胡粉を塗り重ねていきますので、さらに目は隠れてしまいます。
中塗りの後には、下に隠れた目を小刀で探しながら表情を表現していきます。
一つ一つ手作業により制作しておりますので、世界に一つのお顔ができあがります。
桐塑頭は、現代では全国的にも希少なお顔となっており、伝統的工芸品のお顔として大切にされております。
- 投稿日時:2021.4.13 19.46.07 / カテゴリー:五月人形制作
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