五月人形の大将のお顔をつくっています。伝統的工芸品のお顔です。
毎日暖かくなり、伝統の桐塑頭(とうそがしら)も作りやすい季節となりました。
天然素材の膠(にかわ)は、気温が低い日には非常に扱いづらくなるため、あたたかい日が最適です。
これは、大将のお顔の生地です。生地抜きをして乾燥させ、全体の形を整えましたので、ガラスの目を入れるところです。
現代の雛人形や五月人形などのお顔は、シリコンの型を使用する石膏頭(せっこうがしら)が主流となり、安定したお顔を一度にたくさん制作することができるようになっておりますが、伝統の桐塑頭は、天然の素材を使用し一つ一つ手作りで表現していきますので、あたたかく、特別なお顔に仕上がります。
伝統のお顔は、名古屋節句飾(なごやせっくかざり)として経済産業大臣に指定された伝統的工芸品に使用されるお顔となっております。
職人が江戸時代から伝わる技術を守る工房です。
- 投稿日時:2021.4.12 20.20.59 / カテゴリー:五月人形制作
- https://ajioka.net/blog/seisaku/24890
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