伝統的な市松人形のお顔をつくっています。桐塑頭です。
端午の節句が終わり、本日から本格的にお人形制作となりましたが、梅雨に入りそうで心配です。
工房での伝統工芸の市松人形のお顔制作です。
桐の木の粉と糊を混ぜた桐塑(とうそ)を土台とした江戸時代からの伝統の技術で制作しています。
今は、お顔のゆがみなどをきちんと直す作業をしています。
現代で主流となっている石膏を使用する石膏頭(せっこうがしら)は、ゆがみなどなくシリコンの型の通りに正確に生地抜きができるだけでなく、お顔の表情も均一に表現されておりますが、伝統のお顔は一つ一つ作り上げていきます。
そのため、できあがるまでには一カ月以上掛かりますが風合いのある世界に一つの表情のお人形となります。
- 投稿日時:2021.5.15 18.40.44 / カテゴリー:人形制作
- https://ajioka.net/blog/seisaku/25289
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