雛人形の耳を表現しています。伝統工芸を守る数少ない工房です。
工房では、伝統工芸士がひな人形のお顔をつくっています。
全国的にも珍しい伝統工芸のお顔です。桐の木の粉や貝殻の粉を使用して制作する特別なお顔です。
貝殻の粉と膠(天然のゼラチン)を混ぜた胡粉で耳を表現しています。
胡粉を細い筆の先で取り、一つ一つ耳をつくっています。
現代のほとんどの雛人形のお顔は、シリコンの型に石膏を流し込んで、目、鼻、口だけでなく、耳も初めから表現された状態で型抜きができますが、伝統の桐塑頭(とうそがしら)は、目、鼻、口や耳も手作業により作り込んでいきます。
本当に希少な手づくりのお顔です。
- 投稿日時:2022.7.29 20.40.21 / カテゴリー:人形制作
- https://ajioka.net/blog/seisaku/32232
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