ひな人形のお顔を彫刻しました。伝統工芸士の頭(かしら)制作です。
工房では、伝統工芸士が雛人形のお顔をつくっています。
小刀を使用して、目、鼻、口を彫刻しました。
特に目は、0.1ミリでも彫りすぎると全く違う表情になってしまいますので、とても繊細で神経を使う仕事です。
現代のお顔は、シリコンの型に石膏を流し込むことにより、表情も型の通りに始めから表現された状態ですが、昔ながらの桐の木の粉や貝殻の粉を使用する桐塑頭(とうそがしら)は一つ一つ手彫りで表情を彫刻していきます。
数日掛けてお顔を表現しました。
次は耳を作り、仕上げの上塗り胡粉を塗り重ねていきます。
江戸時代からの伝統工芸を守る数少ない工房です。
- 投稿日時:2022.7.28 18.21.02 / カテゴリー:人形制作
- https://ajioka.net/blog/seisaku/32222
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