木目込み雛人形の15人揃いのお顔ができあがりました。すべて伝統工芸のお顔です。
今日の岡崎は真冬の寒さで、先ほどから雪が降ってきました。
本日ついに15人揃いの雛人形のお顔ができあがりました。胴とは合わせられずすみません。
すべて江戸時代からの伝統工芸「桐塑頭(とうそがしら)」で制作した希少なお顔です。
一カ月以上は掛かったため、とてもうれしい瞬間です。
親指より少し小さなお顔です。
桐の木の粉の状態からのスタートですので、形になる瞬間は何とも言えない達成感があります。
親王(しんのう)
お姫様とお殿様です。
キラキラしたガラスの目が印象的です。
美人でかわいいお顔になったらいいなと思って制作しました。
三人官女です。
真ん中の官女は、結婚をしている人ですので、眉毛が無い表現です。
お姫様の身の回りのお世話をする係です。
五人囃子(ごにんばやし)
能楽を演奏する少年たちです。
随身(ずいじん)
右大臣、左大臣とも呼ばれ、親王を護衛するためにいます。
左大臣のまゆ毛や髪の毛の生え際は、白めに表現しました。
仕丁(じちょう)
御所のお掃除をしたり、親王に傘や靴を差し出す雑務をこなしています。
たぶん、現在の日本で新しく伝統のお顔でできあがる15人揃いはほぼゼロというくらい希少なお人形となっています。
可愛くセット組をし、週末には展示したいと思っています。
- 投稿日時:2020.12.15 18.03.14 / カテゴリー:雛人形
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