てづくりの雛人形ができあがりました。職人が江戸時代からの伝統の製法で制作をしたお顔です。
むかしながらの「桐塑頭」のひな人形制作です。
胡粉を地塗り、中塗り、上塗りとそれぞれ何度も何度も塗り重ね、眉毛、まつ毛、お化粧などをし、磨き上げ、絹毛を植える溝を彫りました。
ここまでの作業でもう三週間ほど掛かっています。
絹毛に糊をつけ、植えました。
髪の毛を結っています。
この作業を「結髪」といいます。
新作の桐塑頭の雛人形の頭(かしら)が出来上がりました。
早速、店内に飾りたくなりますね。
この雛人形のお顔の作り方を桐塑胡粉仕上げ(とうそごふんしあげ)といい、江戸時代の中期ごろに確立された技術です。
目、鼻、口などは小刀で彫刻しておりますので、表情は一つ一つ違います。
制作までには、約1ヶ月ほど掛かりますが、その分、歯や舌などの細かなところも表現でき、お肌には天然素材の胡粉を使用した独特のあたたかさや艶があり、100年以上大切にしていただけるつくりです。
桐塑胡粉仕上げの雛人形を全国一の品揃えで皆様のご来店を心よりお待ちしております。
- 投稿日時:2017.12.17 18.37.26 / カテゴリー:人形制作
- https://ajioka.net/blog/seisaku/1510
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