職人のてづくりのひな人形です。小刀で毛彫りをしています。
こんばんは!!
今日の岡崎は、とてもいい天気でしたが、台風19号が接近しており、とても心配です。
天気がいい一日でしたので、桐塑頭の雛人形の塗り仕事もできました。雨の日は、塗り仕事はできないので、明日からしばらく雨になり仕事が進まなくなってしまいますので、本日塗り仕事ができたことはとても良かったです。
今日、塗り仕事が終わった雛人形のお顔は、明日から目、鼻、口の彫刻に入ります。
こちらの写真は、桐塑頭の雛人形の頭(かしら)です。
最後の仕上げの「上塗り」が終わりましたので、髪の毛を植えるための溝を彫っています。
この作業には、小刀を使います。
まず、小刀で軽く溝を彫るところに線を付けます。
こちらは、下書きをしていると時間のロスになりますから、フリーハンドで行います。
修行時代の頃は、もうぜんぜんできなくて、恐る恐る仕事をしていたことを思い出します。
今は、もう何も考えなくてもできるようなりました。
大変なことといえば、小刀を使用するので添える手の親指の爪が割れてくることです。
割れて、時間が経つと爪が伸びて、爪を切って、また彫って割れての繰り返しです。
痛くもなるし、でも集中して彫っています。
一つ一つ仕上げていくことがとても好きです。
店内では、桐塑頭の雛人形展示中です。
皆様のご来店を心よりお待ちしております。
- 投稿日時:2019.10.10 20.15.44 / カテゴリー:人形制作
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