今日は、小さな雛人形のお顔制作をしています。

まるくてかわいいお顔の生地を使用しています。

伝統の桐塑頭（とうそがしら）です。

ガラスの目を入れましたので、胡粉と膠（にかわ）を混ぜ合わせ「地塗り胡粉」を練り、お顔に塗り重ねています。

きれいな胡粉の色があたたかく感じます。

お姫様とお殿様だけでなく、三人官女のお顔も一緒に制作しています。

現代では希少な、桐の木の粉から制作するお顔は、すべて手作業で作り込んでいくために熟練の職人が一カ月掛けても数える程しか作ることはできません。

その代わり、世界に一つのお顔を表情することができます。

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