伝統工芸の桐塑頭（とうそがしら）の雛人形のお顔制作です。

初めの塗り仕事の地塗りが終わり、完全に乾燥したので、目、鼻、口を盛り上げる作業をしました。

目、鼻、口は胡粉と膠（にかわ）を練ったものを細い筆の先で取り、表現していきます。

目、鼻、口の高さ、形を決めるとても重要な仕事です。

お顔の立体感もこの作業が正しくできないと表現ができませんし、良いお顔も作ることができません。

盛り上げた胡粉が完全に乾燥したら、小刀できちんと形を整えます。

こちらは、胡粉と膠を混ぜて練った中塗り胡粉です。

先ほどのお顔に塗り重ねていきますので、あらかじめ練り、寝かせておきます。

中塗り胡粉は数回塗り重ねます。

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