五月人形の子供大将のお顔をつくっています。髪の毛を植える溝を彫りました。
工房での伝統工芸の五月人形のお顔制作です。
今日は、髪の毛を植えるための溝を彫りました。
生え際のラインを小刀を使用して彫っていくという仕事です。お顔の素材は、桐の木の粉を固めたものですので、とても硬い素材です。そのため、毛彫りの仕事は非常に大変な工程となっております。
現代の石膏を使用するお顔は、この毛彫りの溝もシリコンの型に表現されているために彫る必要はないのですが、伝統工芸の桐塑頭(とうそがしら)はそれだけ手間が掛かっています。
桐塑頭は職人が一つ一つを丁寧に作り上げていくため、特別なお顔ができあがります。
- 投稿日時:2021.5.03 19.21.52 / カテゴリー:五月人形制作
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