ひな人形のお顔をつくっています。歯や舌も表現しました。
工房では、全国的にも希少な江戸時代からの伝統工芸の雛人形のお顔をつくっています。
桐粉と糊を混ぜた桐塑を使用するため桐塑頭(とうそがしら)と言われています。
今日は、髪の毛の生え際を描き、ほお紅や口紅を表現し、きれいに磨き上げました。
昔ながらのお顔の特徴であるやさしい光沢が出てきました。
そして、歯や舌なども細かな部分も手作業で表現し、おはぐろにしました。
現代の主流のシリコンの型を使用する石膏頭(せっこうがしら)は、このような細かな部分は表現されておりませんが、伝統の桐塑頭は職人が一つ一つ作り込んでいます。
次は絹毛を植えて、結って完成です。
職人が表現する世界に一つの雛人形です。
- 投稿日時:2021.6.08 18.19.44 / カテゴリー:人形制作
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