かわいい官女のお顔ができあがりました。伝統工芸の雛人形です。
先日から制作を続けてきた雛人形の官女のお顔ができあがりました。
江戸時代と同じ材料と工程で職人が一つ一つ表現した桐塑頭(とうそがしら)の三人官女です。
伝統のお顔は、現在では探しても見つからないほどに希少なものとなっています。
まるくかわいいタイプのお顔です。
胡粉を地塗り、中塗り、上塗りと10数回塗り重ね、一カ月以上掛けてできあがります。
表情は、小刀を使用して職人が表現しますので、世界に一つのお顔にできあがります。
真ん中の官女は、結婚をしている女性ということで、眉毛はないところもきちんと表現しています。
今回できあがったお顔は30個です。三人官女ですので、セットにしますと三人一組となり、わずか10セットとなります。
一人の職人が精いっぱい制作をしても伝統工芸のお顔は年間でも数える程しか制作することができませんが、いつまでも大切に伝えていきたいですね。
- 投稿日時:2021.8.04 18.45.00 / カテゴリー:人形制作
- https://ajioka.net/blog/seisaku/26347
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