きれいな雛人形のお顔を作っています。筆仕事です。
製作中の桐塑頭の雛人形のお顔です。
三代映水作 雛人形 姫 桐塑胡粉仕上げ
こちらのお顔は「古風」な表情を大切にして制作をしました。
こんばんは!!
今日の岡崎はとてもきれいな秋晴れで、夕方は夕焼けがとてもきれいでした。そんな景色を見ると、秋の深まりを感じますね。
工房では、今日も雛人形制作をしました。最後の仕上げの上塗りが終わり、絹毛を植えるための溝を彫り、眉毛とまつ毛を書きました。そして、筆を使い髪の毛の生え際を一本一本書いています。
この髪の毛の生え際を書く作業を「書き下げ」といいます。お顔の数が多いので、一日掛かりましたが、無事に終わりました。この書き下げのポイントは、墨の濃さも大切ですが、一本一本の毛先がきれいに出るように書くことです。こちらもとても難しいですので、修行が必要です。お姫様は、富士額(ふじびたい)になるように書いています。
次は、磨き上げて、お化粧をして、歯や舌などの細かなところを表現しています。
江戸時代からの伝統を守っています。
あたたかなお顔を大切にしたいですね。
- 投稿日時:2019.11.05 19.26.22 / カテゴリー:人形制作
- https://ajioka.net/blog/seisaku/2653
登録タグ#