雛人形のお顔をつくっています。仕上げの胡粉を塗り重ねています。
江戸時代からの伝統の桐塑頭(とうそがしら)の雛人形をつくっています。
きれいに、目、鼻、口の彫刻が終わり、耳も表現しましたので仕上げの上塗り胡粉を塗り重ねていきます。
鼻筋をきれいに彫刻することを大切に、品のあるお顔にできあがったらいいなという気持ちで制作しています。
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雛人形のお顔に上塗り胡粉を一度塗りました。
仕上げに塗り重ねる上塗り胡粉は、地塗り、中塗りに使用する胡粉よりもさらに上質な上澄みを使用しています。
刷毛を使用してきれいに塗り重ねることは非常に難しい技術です。
胡粉を塗り、乾燥させてからまた塗り重ねるという仕事を数回繰り返し、きれいな艶のあるお肌に仕上げていきます。
日本でも希少な特別なお顔は、職人が時間を掛けて一つ一つ制作していくためにとても時間が掛かりますが、世界に一つの表情の雛人形ができあがります。
- 投稿日時:2021.10.09 18.52.55 / カテゴリー:人形制作
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