工房では、江戸時代からの伝統技術で雛人形のお顔をつくっています。

眉毛やまつ毛を描き、お化粧もしましたので髪の毛を植える仕事をしています。

ひな人形の髪の毛には、シルクを使用しています。

切り揃えた絹毛の毛先にヘラで糊を付け、小刀で彫った毛植えの溝に丁寧に植えていきます。

絹毛の毛先にきれいに糊を付けることと、細い溝に植えることにとても技術を必要とします。

昔ながらの桐塑頭（とうそがしら）の雛人形ができあがるまでには気の遠くなるような仕事の連続ですが、一つ一つの工程を大切に進めることで、次の仕事もきれいにできあがります。

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