雛人形のお顔に胡粉を塗り重ねています。刷毛できれいに仕上げていきます。
工房では、江戸時代からの伝統工芸で雛人形のお顔をつくっています。
昔ながらの雛人形のお顔は、地塗り、中塗り、上塗りとそれぞれ何度も何度も胡粉を塗り重ねてあたたかなお肌を表現していきます。
今日は、最後の仕上げの上塗り胡粉を刷毛で塗り重ねました。
仕上げの胡粉は、特別な貝殻の粉とゼラチンを使用してつくり、熟練の職人が丁寧に塗り重ねていきます。
一度塗り、乾燥させてからまた塗り重ねるという仕事を繰り返していきますので、数日掛けて仕上げていきます。
極力、ハケ目の出ないよう塗り重ねることにとても技術を必要とします。
100年以上前からの伝統の雛人形を制作する数少ない工房です。
- 投稿日時:2021.12.09 19.58.06 / カテゴリー:人形制作
- https://ajioka.net/blog/seisaku/28547
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