伝統工芸士の市松人形のお顔制作です。仕上げの上塗りが終わりました。
工房では、伝統工芸士が市松人形のお顔をつくってます。
桐の木の粉や貝殻の粉を使用した全国的にも珍しい昔ながらの桐塑市松人形(とうそいちまつにんぎょう)です。
数日掛け、刷毛(はけ)で仕上げの上塗り胡粉を何度も何度も塗り重ねました。
ムラなくきれいに仕上げるには何年も修業が必要です。
目、鼻、口を彫刻した後に仕上げの胡粉を塗り重ねますので、ガラスの目に乗った胡粉を取り除いています。
さらに小刀を使用して完全に取り除いたら、眉毛やまつ毛を描き、お化粧をしていきます。
伝統の技術を守る数少ない工房です。
- 投稿日時:2022.8.15 18.42.40 / カテゴリー:人形制作
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