おぼこ雛人形のお顔をつくっています。伝統工芸士のひな人形制作です。
工房では、伝統工芸士が雛人形のお顔をつくっています。
ふっくらとした子供のお顔のおぼこ雛人形です。
今日はとても天気の良い一日でしたので、初めの塗り仕事の「地塗り(じぬり)」をしました。
地塗り胡粉を作るために、胡粉(ごふん)を用意しました。
胡粉とは、貝殻の粉のことです。
貝殻の粉と膠(にかわ)を混ぜ合わせて地塗り胡粉を練りました。
膠とは、天然のゼラチンのことです。
胡粉と膠の分量は、その日の気温などにより調整をしなければいけませんので、熟練の職人の経験が必要です。
おぼこ雛人形のお顔に地塗り胡粉を塗りました。
刷毛(はけ)でムラなく塗り重ねることもとても難しい仕事です。
乾燥させ、また塗り重ねてを繰り返し、きれいなお顔に仕上げていきます。
江戸時代からの伝統の技術を守る数少ない工房です。
- 投稿日時:2022.11.04 19.00.02 / カテゴリー:人形制作
- https://ajioka.net/blog/seisaku/34023
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