仕上げの胡粉を塗り重ねます。伝統工芸士の雛人形製作です。
工房では、伝統工芸士がひな人形のお顔をつくっています。
現代ではとても希少な桐塑頭(とうそがしら)のお顔です。
仕上げの塗り仕事に使用する上塗り胡粉を用意しました。
上塗り胡粉は、下塗りの胡粉よりもさらに上質な貝殻の粉やゼラチンを混ぜ合わせて、上澄みのみを使用していきます。
上塗り胡粉を刷毛(はけ)を使用して塗り重ねていきます。
ムラなく仕上げるためには、熟練の職人の技術が必要です。
上塗り胡粉は一度塗り重ね、乾燥させ、また塗り重ねるという作業を繰り返し、艶のあるお顔を表現していきます。
伝統工芸の桐塑胡粉仕上げ(とうそごふんしあげ)でしか表現できない特別なあたたかさがあります。
- 投稿日時:2022.12.25 18.49.17 / カテゴリー:人形制作
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