おぼこひな人形のお顔をつくっています。髪の毛の生え際を描いています。
制作中の桐塑頭のひな人形です。
おぼこ雛人形のお顔です。あどけなくおさない表情のお顔です。
こんばんは!!
今日の岡崎は、昨日からの強風もおさまり暖かな日差しの一日でした。
工房では、雛人形のお顔をつくっています。髪の毛の生え際を筆と墨を使い一本一本描く作業をしました。
この作業は「書き下げ」といいます。生え際に茶色い溝が見えますが、こちらは絹毛を植えるための溝です。細かなところですが、茶色く見えているのは下の生地です。桐の木を使用した昔ながらの「桐塑頭」はこのように溝が茶色いのですが、現代の頭はこの溝が白いと思います。下の石膏が見えているからですね。このようなポイントから材質を知ることも可能ですが、出来上がってからでは表面の質感などで判断することとなります。材質も大切ですが、お顔も大切ですね。
この書き下げは、髪の毛を一本一本描いていくのですが、筆先が出るように丁寧に進めていきます。
濃さは、そのお顔お顔に合わせておりますが、最近はやや濃いめで描いています。
明日も制作かんばります。
店内では、工房で制作をした桐塑頭のひな人形を中心に展示しております。
年内は、30日まで営業しております。
皆様のご来店を心よりお待ちしております。本日もたくさんのご来店誠にありがとうございました。
- 投稿日時:2019.12.28 18.46.25 / カテゴリー:人形制作
- https://ajioka.net/blog/seisaku/6169