ひな人形のお顔を昔ながらの伝統技術で制作する数少ない工房です。
店内では、江戸時代からの伝統技術で制作した「桐塑頭」の雛人形を展示しております。
桐塑頭(とうそがしら)のお顔は桐の木の粉や貝殻の粉などの天然素材を使用し、職人が一か月ほど掛けて制作しております。
小刀を使用して表情を表現しているために店内の雛人形のお顔は一つ一つに個性があります。
そのため、お好きなお顔、衣装、台や屏風なども組み合わせてお選びいただけます。
こちらは、桐塑頭の雛人形に刷毛で胡粉を塗り重ねているところです。95歳の熟練の職人です。
地塗り、中塗り、上塗りと塗り重ねていきますが、こちらは一番初めに塗り重ねる「地塗り」の段階です。
貝殻の粉と膠を混ぜ合わせて練った胡粉を何度も何度も塗り重ねてできあがります。
木目込み人形の胴も制作しています。
小さなお雛様の胴です。
生地には、龍村美術織物の剪紙瑞鼠娶妻文を使用しています。シルク独特の上品な光沢のある生地です。お姫様にもお殿様にも「鼠」の模様が織り込まれています。今年は子年なので縁起が良いのでおすすめです。
鮮やかできれいな色ですね。完成が楽しみです。
本日、2日から初売りでした。たくさんのご来店誠にありがとうございます。
5月5日までは無休で、朝10時より19時まで営業しております。
皆様のご来店を心よりお待ちしております。
- 投稿日時:2020.1.02 18.48.47 / カテゴリー:人形制作
- https://ajioka.net/blog/seisaku/6604