伝統工芸の雛人形のお顔です。職人が細かなところも表現しています。
最近の岡崎は、とても過ごしやすい日が続いています。工房での雛人形制作も順調です。
雛人形のお姫様やお殿様、官女のお顔です。
今日はお化粧をしたり、歯や舌なども表現しました。
これは、雛人形の舌です。
つまようじと比べるととても小さいですね。
伝統の桐塑頭(とうそがしら)は、現代の石膏頭(せっこうがしら)とは材料や工程も違いますが、細かなところも表現できるというところも違います。
一つ一つに職人の想いが表現されているのです。
こちらは、胡粉と膠(にかわ)を混ぜて練った胡粉です。こちらを細い筆で取り、歯も表現していくのです。
歯と舌を表現し、筆と墨でおはぐろにしました。
お姫様もお殿様もこのように細かなところもきちんと表現して仕上げています。
こちらの表現は、お客様のお好みで口を閉じているように制作することもできます。
次は、絹毛を植えていきます。
江戸時代からの伝統の技術を大切にしています。
- 投稿日時:2020.5.22 18.58.08 / カテゴリー:人形制作
- https://ajioka.net/blog/seisaku/13424
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