五月人形の大将のお顔ができあがりました。天然素材を使用した伝統のお顔です。
桐の木の粉と糊を混ぜた桐塑(とうそ)です
今日の岡崎は、先ほどからとても激しい雨となりました。
伝統の五月人形の子供大将のお顔ができあがりました。
江戸時代からの桐塑頭(とうそがしら)の五月人形のお顔は、桐の木の粉と糊を混ぜた桐塑からできています。
桐塑を使用し、乾燥させた生地に胡粉を塗り重ねて制作しています。
ガラスの目を入れてから胡粉を塗り重ねるため、ガラスの目は隠れてしまいます。
隠れた目を小刀を使用して探し当てるとともに、目の表情も表現していきます。
同時に、鼻や口も彫刻していきます。
職人が一つ一つのお顔を手作りで表現をしているため、現代の石膏を使用するお顔と比べると、表情がそれぞれ異なります。
仕上げの上塗りには、さらに上質な胡粉と膠(にかわ)を使用して塗り重ねています。
髪の毛にも上質な絹毛を使用しています。
きれいに結髪(けっぱつ)をしてかわいい子供大将のお顔はできあがります。
お顔のみの状態で申し訳ないのですが、一カ月ほどの制作でできあがった子供大将のお顔です。
ガラスの目が入っているので、キラキラしています。
伝統の桐塑頭のお顔は、時間も手間もかかるため全国的のも希少なものとなっています。
- 投稿日時:2020.9.09 17.22.14 / カテゴリー:五月人形
- https://ajioka.net/blog/gogatsu/20740
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