ひな人形のお顔を作っています。毛植えです。
こんばんは!!
今朝の岡崎は濃霧で真っ白でした。
昔ながらの雛人形制作です。こちらのお顔は、おぼこ雛人形ですので、幼い子供を表現しています。
最後の仕上げの塗り仕事をして、眉毛、まつ毛や髪の毛の生え際を筆と墨で描いた後に、お化粧をして、お顔を磨き上げます。
その後に髪の毛を植える溝を小刀で彫った後に絹毛を植えていきます。
絹毛は、糊を付けて植えていくのですが、植えている途中に糊が溝からはみ出したり、お顔についたりしないように丁寧に仕事を進めていきます。
初めは絹毛がバラバラになったりで全然できなかったのですが、今はもうきれいに植えられるようになりました。
絹毛を植えてから半日ほど経つと糊が乾きますので、髪の毛を結っていきます。この作業を結髪(けっぱつ)といい、京都などでは、この結髪のみを仕事とする結髪師という仕事があるほどに難しい仕事となっております。
きれいに結って、手作りの桐塑頭の雛人形は完成します。
- 投稿日時:2019.10.30 18.56.16 / カテゴリー:人形制作
- https://ajioka.net/blog/seisaku/2249
登録タグ#