
こどものお顔の雛人形ができあがりました。伝統の桐塑頭です。

初めの地塗りの様子 (一カ月以上前です。)
味岡映水作の伝統工芸の桐塑頭(とうそがしら)の雛人形ができあがりました。
一カ月ほど掛かりましたが、きれいにできあがりました。
お顔は、桐の木の粉と糊を混ぜた桐塑(とうそ)を土台として、胡粉を塗り重ねて制作していきます。

地塗り、中塗りとそれぞれ何度も胡粉を塗り重ねて制作する、現代の雛人形のお顔制作にはない特別な工程を経てできあがっております。

きれいに仕上がるまでには、胡粉を10数回塗り重ねています。

筆と墨を使用して、まゆ毛、まつ毛や髪の毛の生え際を描く仕事をして、お化粧をし、絹毛を植えていきます。

きれいに髪の毛を結って、髪飾りも付けていきます。

映水作の名前を入れて、伝統工芸の桐塑頭の雛人形ができあがりました。
口は開けており、歯や舌を表現し、お歯黒にしています。
完成の瞬間は、いつまでもうれしいものですね。

すぐに、衣装と合わせてみました。
子供のお顔のおぼこ雛人形ですので、かわいくきれいな衣装を選んでみました。

ピンク色の可愛らしい衣装です。とてもやさしい印象です。

きれいなお殿様の衣装も、おぼこのお顔にぴったりですね。

味岡映水作 おぼこ雛人形 伝統工芸 桐塑頭

伝統の材料によりあたたかなお顔にできあがりました。

すべてが手作りのお顔は、一つ一つが特別です。

明日、台や屏風も合わせてみたいと思います。
伝統工芸の桐塑頭の職人も全国で数人となりましたが、コツコツと続けていきたいと思っています。
店内では、桐塑頭の雛人形を全国一の品揃えで展示しております。
- 投稿日時:2020.12.27 18.13.36 / カテゴリー:雛人形
- https://ajioka.net/blog/hinaningyo/23205













