雛人形のお顔をつくっています。最後の仕上げの上塗りが終わりました。
工房での伝統工芸の桐塑頭(とうそがしら)の雛人形制作です。江戸時代から伝わる製法です。
今日も塗り仕事には最適な天気でしたので、朝から上塗り胡粉を塗り重ねる仕事をしました。
とてもきれいに仕上がりました。
現代の主流のシリコンの型を使用する石膏頭(せっこうがしら)の塗り仕事は、この上塗りを塗り重ねる仕事のみで仕上げることができますが、江戸時代の伝統のお顔は、地塗り、中塗り、上塗りとそれぞれ何度も何度も胡粉を塗り重ねて作り上げるため、手間も時間も掛かります。
次は、髪の毛を植えるための溝を彫っていきます。
- 投稿日時:2021.7.23 18.23.36 / カテゴリー:人形制作
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