雛人形に髪の毛を植えるための溝を彫っています。伝統のお顔です。
江戸時代からの伝統工芸の雛人形制作です。
小刀を使用して、髪の毛を植えるための溝を彫っています。
髪の毛には、上質なシルクを使います。
髪の毛を植えるための溝は、下書きをすることなく彫り進めていきますので、失敗のできない難しい仕事です。
何千個と制作を続けてきた職人だからできる技です。
一日がかりで丁寧に彫り進めていきます。
現代主流のシリコンの型を使用する石膏頭(本頭ともいう)は初めのシリコンの型抜きの際に毛植えの溝も表現されてきますので、それだけ早く、たくさん、正確にできあがりますが、伝統の桐塑頭(とうそがしら)は一つ一つが手作りです。
- 投稿日時:2021.11.08 18.44.32 / カテゴリー:人形制作
- https://ajioka.net/blog/seisaku/27935
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