ひな人形の歯を表現しました。お歯黒にします。伝統工芸士の人形制作
伝統工芸士の雛人形制作です。
江戸時代から変わらない材料と技術で桐塑頭(とうそがしら)のひな人形をつくっています。
歯を表現しました。
貝殻の粉と膠(にかわ)を混ぜた胡粉を細い筆の先で取り、歯を一本一本表現していきます。
現代では希少な伝統工芸のお顔は、細かな部分を丁寧に表現をしているところが現代のお顔と異なる特別な部分でもあります。
歯を表現した胡粉が乾燥したら、お歯黒にしていきます。
筆と墨でお歯黒にしました。
お歯黒は、結婚をしている女性ということを表しており、三人官女も真ん中の人もお歯黒になっています。
昔ながらの伝統を守る数少ない工房です。
- 投稿日時:2022.9.04 18.42.52 / カテゴリー:人形制作
- https://ajioka.net/blog/seisaku/32984
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