
珍しい雛人形ができあがりました。伝統工芸の15人揃いです。

味岡映水作 木目込み雛人形 伝統工芸 桐塑頭 正絹衣装 収納式
数カ月掛かりましたが、かわいくてコンパクトな15人揃いの雛人形ができあがりました。

お顔は、桐の木の粉と糊を混ぜた木のねんどを土台として制作する江戸時代からの伝統工芸です。

貝殻の粉と膠(にかわ)を混ぜ合わせて「地塗り」「中塗り」「上塗り」と胡粉をそれぞれ何度も何度も塗り重ねて制作しています。

小刀を使用して目、鼻、口を彫刻しておりますので、15人それぞれお顔が違います。

絹毛を植える溝を彫り、眉毛やまつ毛、髪の毛の生え際を筆と墨で描き、お化粧をしていきます。

切り揃えた絹毛の毛先にヘラで糊をつけ植えていきます。

髪型もお人形の種類により変わりますので、それぞれ特別に仕上げています。

衣装は木目込み人形です。
15人すべて上質なシルクの布を使用しています。

随身(ずいじん)の衣装です。

綺麗な衣装が完成しましたのでお顔と合わせていきます。

一つずつ、お顔、手、お道具を合わせていきます。

素敵な収納箱と合わせてセット組みしました。
大きさは、間口 約45.5センチ 奥行 約43.5センチ 高さ 約49センチ
とコンパクトな15人揃いとなっており、すべてのお人形を収納できる便利なセットです。

お姫様の世話をするかわいい三人官女と、親王を随身が守っています。

かわいいお顔の五人囃子が音楽を奏でている様子を表しています。

親王に靴を届けるために準備しています。

お人形一つ一つにきちんとした意味があり飾られています。
現在、江戸時代からの伝統工芸の桐塑頭をつくる職人も全国で数人となっておりますので、すべて伝統のお顔でつくられた15人揃いは非常に珍しい雛人形となっております。
職人が数カ月かけ制作した世界に一つの雛人形です。
- 投稿日時:2020.12.18 18.26.03 / カテゴリー:雛人形
- https://ajioka.net/blog/hinaningyo/23034













