ちいさな雛人形のお顔を作っています。伝統工芸です。
工房では、伝統工芸の桐塑頭(とうそがしら)で小さな雛人形のお顔をつくっています。
初めの地塗りを塗り重ね、目や鼻、口の形を整えましたので、真ん中の塗り仕事の中塗りを塗り重ねている途中です。
中塗りは、貝殻の粉と膠(にかわ)を混ぜて作り、お顔に塗り重ね、乾燥させて、また塗り重ねるという作業を繰り返していきます。
中塗りはもうすぐ仕上がりますので、そのあとは一つ一つ表情を彫刻していきます。
この表情を彫刻していくということが「桐塑頭」の一番難しいところであり、時間が掛かるところなのですが、そうすることで世界に一つのお顔ができあがるのです。
完成すると、手のひらサイズの小さな雛人形ができあがる予定です。
- 投稿日時:2020.6.03 15.04.25 / カテゴリー:人形制作
- https://ajioka.net/blog/seisaku/14092
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