かわいいお顔のお雛様ができあがりました。伝統工芸のお顔です。
一カ月以上制作してきた伝統工芸の桐塑頭(とうそがしら)の雛人形が可愛く出来上がりました。
始めは、桐の木の粉と糊を混ぜて2週間以上掛け乾燥させた生地の状態でした。
ガラスの目を入れています。
貝殻の粉と膠(ゼラチンのこと)を混ぜ合わせ、胡粉を練り、刷毛(はけ)で地塗り、中塗り、上塗りとそれぞれ塗り重ねます。
完成までには、胡粉は10数回塗り重ねて仕上げます。
江戸時代からの伝統のお顔は小刀で一つ一つ、目、鼻、口を彫刻することで世界に一つのお顔ができあがります。
まゆ毛、眉毛、髪の毛の生え際を筆と墨で描き、お化粧もしていきます。
上質な絹の毛をきれいにとかして植えていきます。
髪の毛を結って完成です。
オレンジと、黄色の紐で可愛く仕上げてみました。
職人が作る本当に希少なお顔です。
かわいい衣裳と合わせることが楽しみですね。
- 投稿日時:2021.10.19 18.29.51 / カテゴリー:人形制作
- https://ajioka.net/blog/seisaku/27606
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