１００年以上前から変わらない昔ながらの雛人形のお顔制作です。

目、鼻、口や小鼻、まぶたなどの表情を小刀を使用して一つずつ丁寧に彫刻しています。

伝統工芸の桐塑頭（とうそがしら）を制作する職人も僅か数人となっておりますので、全国的にも希少な雛人形のお顔となっております。

天然素材の胡粉（貝殻の粉のこと）と膠（にかわと読みゼラチンのこと）を混ぜ合わせたものをハケで地塗り、中塗りと数回塗り重ねておりますのであたたかみを感じます。

かわいらしい子供のお顔を表現した「おぼこ雛人形」です。

少しほほ笑んだやさしいお顔にできあがったらいいなという気持ちで作っています。

次は耳を表現して、最後の仕上げの上塗り胡粉を塗り重ねていきます。

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