雛人形の目をきれいにしています。目さらいの工程です。
工房での伝統工芸の桐塑頭(とうそがしら)の雛人形制作です。
現在、全国的にもとても希少なお顔となっております。
最後の仕上げの上塗り胡粉を塗り重ねる工程が終わり、目をきれいにする工程に入りました。
江戸時代から変わらない昔ながらのお顔は、目、鼻、口を手彫りで仕上げた後に仕上げの胡粉を塗り重ねるために、また目が隠れてしまいます。
隠れてしまった目をもう一度小刀できれいに表現していきます。
仕上げの胡粉を塗る前に表現した表情と同じように、もう一度きれいに彫り直すことがとても難しい工程です。
こちらは大人の雛人形のお顔です。
こちらは、子どものお顔の「おぼこ雛人形」です。
目の上に乗った胡粉を小刀できれいに彫りました。
やさしいお顔にできあがるよう一つ一つを丁寧に表現しています。
- 投稿日時:2021.11.21 19.01.59 / カテゴリー:人形制作
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