おぼこひな人形のお顔ができあがりました。昔ながらの伝統工芸です。
工房では、江戸時代から変わらない伝統工芸の桐塑頭(とうそがしら)を制作しています。
こどもらしいかわいいお顔ですので、おぼこ雛人形と呼ばれています。
きれいに髪の毛を結って完成しました。
全国的にも希少なてづくりのお顔は、一カ月以上掛け制作しておりますが、数える程しかできあがりません。
あたたかく味わいのある特別なお顔ですが、完成までには非常に時間が掛かり、効率が悪いため現代ではシリコンの型に石膏を流し込んで作る石こう頭(本頭ともいう)が主流となりました。
職人が一つ一つの表情を小刀を使い手彫りで表現しておりますので、世界に一つのお顔となっております。
貝殻の粉と膠(ゼラチンのこと)を混ぜ合わせた胡粉を10数回塗り重ねておりますので、光沢のあるお肌になっております。
素敵な衣裳と合わせることが楽しみです。
味岡人形は、昔ながらの伝統を守る数少ない工房です。
- 投稿日時:2021.11.20 18.13.23 / カテゴリー:人形制作
- https://ajioka.net/blog/seisaku/28200
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