ひな人形の手ができあがりました。木彫胡粉仕上げです。
ひな人形の手が完成しました。
木を削り、貝殻の粉とゼラチンを混ぜた胡粉を地塗り、中塗り、上塗りとそれぞれ数回塗り重ね、完成までには胡粉を10数回塗り重ねて仕上げています。
あたたかく、きれいに仕上がりました。
伝統の雛人形は、手にもこだわり制作しています。
小刀でツメも彫刻をして、ピンク色に彩色もしました。
衣裳は、シルクを使用して、手も手作りです。
お顔は、もちろん江戸時代からの桐塑胡粉仕上げ(とうそごふんしあげ)で制作しておりますので、お顔、衣裳、手、すべてが一つになり、名古屋節句飾(なごやせっくかざり)として、伝統マークの証紙が貼付される予定です。
江戸時代からの伝統を守る数少ない工房です。
- 投稿日時:2021.12.18 19.12.13 / カテゴリー:人形制作
- https://ajioka.net/blog/seisaku/28731
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