おぼこ雛人形に絹毛を植えています。伝統工芸のひな人形制作です。
工房では、伝統工芸士が江戸時代から変わらない材料と工程により、おぼこ雛人形のお顔をつくっています。
おぼこ雛人形は、ふっくらとした子供のお顔の雛人形のことを言います。
上質な絹毛を鏝(こて)で延ばし、お顔に植えていきます。
きれいに切り揃えた絹毛の毛先にヘラで糊を付け、丁寧に植えていきます。
綺麗に糊付けをすることと、糊がはみ出さないように植えていくことはとても難しい仕事です。
絹毛を植えた際の糊が完全に乾燥したら、きれいに結って完成します。
全国的にも本当に希少な桐塑頭(とうそがしら)の雛人形のお顔は、一カ月以上掛けできあがります。
- 投稿日時:2022.10.25 18.49.24 / カテゴリー:人形制作
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