ちいさな市松人形ができあがりました。伝統工芸のお人形です。
一カ月以上掛けて制作してきた伝統の市松人形ができあがりました。
生地抜きをして乾燥させたお顔の生地の表面をなめらかにして、ガラスの目を入れています。
伝統の市松人形は、貝殻の粉と膠(にかわ)を混ぜた胡粉を地塗り、中塗り、上塗りとそれぞれ何度も塗り重ねてできあがります。
完成までには、胡粉を10数回以上は塗り重ねて仕上げています。
あたたかく仕上がったお顔に眉毛やまつ毛を描き、口紅やほお紅などのお化粧もします。
そして、上質な絹でできた髪の毛を植えます。
数日掛け髪の毛がなじんだら、きれいにカットします。
あらかじめ制作していた胴と合わせて完成です。
胴や手足ももちろん、お顔と同じ材料と工程で一つ一つ制作しています。
大きさは、約16センチの手のひらサイズです。
何十年と経つと、お顔もさらに味わい豊かになっていきます。
似合う着物を選ぶことが楽しみです。
職人が伝統工芸で制作した特別な市松人形です。
- 投稿日時:2020.7.11 17.56.27 / カテゴリー:市松人形
- https://ajioka.net/blog/ichimatsu/18300
登録タグ#